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医療

からだのサイン(1)

健康に過ごしたいとは誰もが望むことです。
その為には自分のからだが今どんな状態なのか、どんな傾向にあるのかを知ることが大切です。そしてからだからいつもと違うサインがでた時に、早く気づくことが出来れば病気の早期発見にもつながります。
では、からだからのサインとはどんなものがあるのでしょうか。みなさんがすぐに思い浮かべるものはなんでしょうか?体温や血圧が思い浮かんだ方が多いかもしれませんね。ご存知の方もおみえになると思いますが、体温・血圧・心拍数・呼吸・意識レベルなどを医学では「バイタルサイン」と呼びます。生命兆候を意味し、健康状態を知る為の基本的かつ重要な情報となります。医療機関だけではなく、ご家庭での体調管理にも大切なサインとなります。

●体温の意味

体温とは、文字どおり、体の温度のことです。人の体は、場所によって温度が違います。手足の末梢や顔の表面の温度は、季節や環境の影響を受けやすいため安定していません。 一方、体の内部の温度は、脳や心臓などの大切な臓器の働きを保つために安定しています。しかし、体の内部を普段の生活で測ることは難しいですよね。
そこで、ご家庭では、体に負担をかけずになおかつ体内の温度が反映されて、簡単に検温できる部位として、ワキ(腋窩)での測定が主流になっています。また、体温は個人差があり、健康管理のためには自分の平熱を知っておくことが大切です。

●自分の平熱を知って健康管理

*健康な時の体温を平熱と言います。
しかし体調が良い時でも、1日の体温は一定ではなく、年齢・時間・運動・食事・睡眠 
などに影響を受けて変動します。
例えば年齢による変動として(個人差もありますが)子どもはやや高く、高齢者はやや低めです。乳幼児は体温調節機能がまだ十分に発達していないため熱放散がうまくゆかず、日常生活でも体温が高めの傾向があり、高齢者は皮下脂肪が薄く皮膚の熱の伝導度が低いために、低い値になりやすいとされています。
また、人には24時間単位に体温が変化する体温リズム(概日リズム)があり、1日のうちで早朝が最も低く、次第に上がり、夕方に最も高くなります。
このようにさまざまな条件で変動する体温ですが、ご自分の平熱の範囲を知ることが体調管理に大きく役立ちます。体温には個人差があり、一概に何度以上が発熱と決めることができません。
それぞれの人が、平熱の幅(時間によっての差)をあらかじめ知っておくことで、明らかに自分の平熱より高ければ発熱と考えられるからです。ちなみに医師が基準とする感染症法では、37.5度以上を発熱、38.0度以上を高熱と分類しています。